南京リッパー事件IMG_0807


1990年代、中国・南京で極めて残虐な殺人事件が起きた。
女子大生が殺害され、遺体が2千もの断片に切り刻まれた状態で見つかったのである。
しかし、犯人は捕まっておらず、いまだ警察の捜査が続いているという。

日本ではほとんど知られていないこの事件が発生したのは1996年1月10日。
南京大学の女性、愛青さんが大学近くの寮から姿を消した。
この日の夜、部屋で友人と夕食をとった後、大学の近くの青島路という場所で赤いコートを着た姿を目撃されて以降、彼女の足取りはプッツリ途絶えてしまう。

1月19日の朝になり、南京市の繁華街・新街口周辺で、清掃業者が肉片のつまった袋を発見した。
中身を確認すると、3本の人間の指が。
通報を受けた警察が調べたところ、袋やベッドシートに包まれた肉片が街の周辺から次々と見つかり、さらには近郊の龍王山で愛青さんの頭部も見つかる。
愛青さんは全部で2千個以上の肉片に切り刻まれていたのである。
検死により、よりおぞましい事実が発覚する。
肉片は鋭いナイフで切り分けられ、しかも調理したかのように加熱された状態だったことが判明。
また、死亡したのは1月14日ごろとみられ、遺体からは犯人の手がかりはほとんど見つからなかった。
警察はこの以上な殺人事件に大量の人員を投入して捜査に当たったが、容疑者どころか愛青さんの足取りすらほとんど分からずじまい。
犯人につながる唯一の遺留物は肉片が入っていた袋(青いデニム製のバックパックと『桂林山水』などの文字の入った袋)も成果は得られず、犯人が遺体を、二千以上に切り分けた手口から医学や解剖学に詳しいものではないかと疑われたが、その線からも犯人にはたどり着けなかった。

この事件は中国では有名で、イギリスの"ジャックザリッパー事件"になぞられ現地では「南京リッパー事件」と呼ばれているそうだ。
ちなみに、ネット上では、事件が未解決なのは政府の高官が関わっているためなどと様々な噂が流れているが、証拠は一切ない。